【高学年】橋渡し期：基礎の完全定着と自律性の育成

最優先指令は「基礎の完全定着と自律性の育成」。中学への準備を始めます。

• 算数の最重要単元マスター：分数、小数、割合、比。中学数学の土台。
• 国語の論理的思考：説明文の読解、要約、自分の意見を記述する練習。
• 学習の「方法論」を学ぶ：簡単な学習計画、持ち物管理、辞書を引く習慣。
• 英語への先行投資：簡単な単語の暗記を習慣化。中学１〜２年生の学習内容の理解を！

【中学1・2年】内申点蓄積期間

最優先指令は「可能な限り最高の内申点を確保すること」。この2年間で内申点90点分が決まります。

• 定期テストの制圧：「テスト3週間前開始」「学校ワーク3周」を徹底する。
• 9教科全方位戦略：実技4教科で手を抜かない。音楽の「5」も数学の「5」も等価。
• 学習システムの構築：平日2～3時間、休日4時間以上の学習を習慣化。「その日のうちに復習」が鉄則。
• 提出物と授業態度：内申点に直結する最も重要な要素。質と期限を完璧に。

【中学3年】決戦の年

最優先指令は「最終内申点の最大化と、学力検査対策の両立」。二正面作戦を遂行します。

英語：長文読解の支配と高得点英作文の構築

特徴：長文読解の比重が極めて高い。意見論述型の英作文。
戦略：速読力と情報処理能力を鍛える。英作文は「序論・本論・結論」の型を練習。

国語：長文の解体と250字作文の習熟

特徴：文章量が非常に多い。配点の高い250字作文が必須。
戦略：時間配分が鍵。作文は「意見→具体例→結論」の構成を訓練し、得点源にする。

理科：概念と実験の連結、記述問題への対応

特徴：4分野から均等に出題。実験考察や理由を問う記述が多い。
戦略：苦手分野を作らない。単なる暗記ではなく「なぜそうなるか」を根本から理解する。

社会：資料分析と論理的記述力の融合

特徴：グラフ・地図・史料の読解と、語句指定のある記述問題。
戦略：知識を使い、資料から情報を読み解き、論理的に説明する力を養う。